2024年11月12日に発売予定の新作「アサシン クリード シャドウズ」が、シリーズ初の日本を舞台とすることで注目を集めているアサシン クリードシリーズ。
本シリーズではアサシンの子孫であるデズモンド・マイルズやプレイヤー自身が、アニムスと呼ばれる遺伝子記憶を追体験する装置を用い、過去のアサシンの活動を体験する現在のパートと、そのアサシン教団に所属するアサシンとして、世界を支配しようとするテンプル騎士団の野望を食い止めるべく、広大なオープンワールドを駆け回り、彼らの暗殺を行う過去のパートがあります。
現在のパートがあることで、アサシン×ホログラフィックな神秘的な世界観を描き出すことに成功しているので、評価は分かれますが、大事な要素であると私は思います。
プレイする際に知っておきたい、おすすめの順番と、シリーズタイトル一覧をまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
PS5との互換性は?
アサシン クリードシーリーズの開発・発売元にあたるユービーアイソフトの公式ブログにて、以下に記載した一部作品に互換性がないと発表されていましたが、現在その記事は不正確な情報が含まれている可能性があるためとして削除されています。
筆者も試してはいますが、今のところ不具合等は見られず、そういった報告も上がっていないためPS4のゲームソフトは問題なく動作すると思われます。
・アサシンクリード クロニクルシリーズ ※
※アサシンクリード クロニクルシリーズはスピンオフ作品になるため当記事では取り扱っておりません。
アサシン クリードシリーズおすすめの順番
アサシンクリードシリーズはどの作品からも楽しむことができます。
シリーズの一部を除いてアサシンの主人公は異なるため、ストーリーとしてのつながりは他のシリーズに比べてあまり深くなくないので、アサシンクリードシリーズをこれから知っていく方により楽しんでもらうためにも、気になった作品からプレイしてみてください。
シリーズを通して世界線を共有しているため、様々な伏線や時代背景、血縁関係に至るまでもが描かれているので、シリーズを網羅したい方には発売日順、もしくは時系列順でプレイしていくことをおすすめします。
以下に発売日順一覧、時系列順一覧、またそれぞれの概要やつながりについてまとめましたので参考にしてみてください。
シリーズ一覧
タイトル名を選択するとAmazonの商品ページが表示されます。
発売日順一覧
タイトル | 主な対応機種 | 概要 | |
---|---|---|---|
アサシン クリード | PS3,X360 | - | |
アサシン クリードⅡ | PS3,X360 | - | |
アサシン クリード ブラザーフッド | PS3,X360 | Ⅱの続編 | |
アサシン クリード リベレーション | PS3,X360 | ブラザーフッドの続編 | |
アサシン クリード エツィオ コレクション | PS4,Switch ,XONE |
Ⅱ,ブラザーフッド ,リベレーション収録 |
|
アサシン クリードⅢ | PS4,Switch ,XONE |
- | |
アサシン クリードⅣ ブラック フラッグ | PS4,Switch ,XONE |
- | |
アサシン クリード ローグ | PS4,Switch ,XONE |
- | |
アサシン クリード ユニティ | PS4 ,XONE |
- | |
アサシン クリード シンジケート | PS4 ,XONE |
- | |
アサシン クリード オリジンズ | PS4 ,XONE |
- | |
アサシン クリード オデッセイ | PS4,Switch ,XONE |
- | |
アサシン クリード ヴァルハラ | PS5,PS4 ,XSX/S |
- | |
アサシン クリード ミラージュ | PS5,PS4 ,XSX/S |
- | |
アサシン クリード シャドウズ | PS5 ,XSX/S |
- |
時系列順一覧
時代 | タイトル |
---|---|
古代ギリシア | アサシン クリード オデッセイ |
プトレマイオス朝 | アサシン クリード オリジンズ |
9世紀バグダッド | アサシン クリード ミラージュ |
バイキングエイジ | アサシン クリード ヴァルハラ |
第3回十字軍 | アサシン クリード |
ルネサンス期 | アサシン クリードⅡ |
アサシン クリード ブラザーフッド | |
アサシン クリード リベレーション | |
戦国時代 | アサシン クリード シャドウズ |
海賊黄金時代末期 | アサシン クリードⅣ ブラック フラッグ |
七年戦争期 | アサシン クリード ローグ |
アメリカ独立戦争 | アサシン クリードⅢ |
フランス革命 | アサシン クリード ユニティ |
ヴィクトリア期 | アサシン クリード シンジケート |
各シリーズの概要
本シリーズは一部を除いて主人公が異なるため、ストーリーのつながりは他のシリーズに比べて深くはないです。
ですが、時代背景や血縁関係などを知っているとより楽しめる要素がいくつかあります。
ネタバレしない程度に各シリーズ間のつながりや概要をまとめましたのでぜひ参考にしてみてください。
なお本記事では、過去のパートに重点をおいているため、現代パートの概要は省略しています。
アサシン クリード
アサシンクリードシリーズの第一作。
12世紀末、十字軍とイスラム勢力が、聖地エルサレムを巡って熾烈な争いを繰り広げるイギリスが舞台です。
アサシン教団の最高位のアサシンである「マスター・アサシン」であるアルタイルが主人公です。
聖地をめぐる争いを収めるべく両軍幹部を暗殺するため、アルタイルが刺客として送り込まれます。
シリーズにおいてこのタイトルのみPS4、PS5にてプレイすることができないが、アサシンパートにおいてのつながりはそこまで高くないため、「2」から始めても問題ないでしょう。
アサシン クリード Ⅱ
前作の現代パートのエンディング直後から始まります。
前作の過去パートから300年後のルネサンス期のイタリアが舞台です。
主人公エツィオ・アウディトーレは、裕福な貴族の家柄に生まれたが、裏切りにより家族を殺され、家督も奪われてしまいます。
しかし、自らに流れるアサシンの血統に気付いたエツィオは、レオナルド・ダ・ヴィンチらの協力のもと復讐を果たしていきます。
のちに紹介する「ブラザーフッド」「リベレーション」と共に主人公はエツィオとなりそれぞれ続編になっています。
また、「2」「ブラザーフッド」「リベレーション」を同梱した「エツィオコレクション」が発売されています。
アサシン クリード ブラザーフッド
作の続編となり、主人公は同じくエツィオ・アウディトーレになります。
舞台はローマに移り、イタリア全土を支配しようとするチェザーレを阻止するため再び立ち上がります。
新たにアサシンギルドが立ち上げられることで、アサシン教団のメンバーを率いるシステムが導入されるなど、より幅広い戦闘が可能になっています。
今作よりオンラインマルチプレイにも対応し、様々なルールで対戦を行うことができるようになっています。
アサシン クリード リベレーション
前作の続編となり、主人公は同じくエツィオ・アウディトーレになります。
前作から数年後、52歳となり、アサシンの大導師となったエツィオはかつて父の探し求めていた第一作の主人公アルタイルの書物庫を開くため、コンスタンティノープル(イスタンブール)に潜入し、最後の戦いを迎えます。
新たに爆弾や、フックブレードなどの武器も追加され、よりアクロバティックな戦闘が可能になりました。
アサシン クリード Ⅲ
アメリカ独立戦争のただなかにある18世紀のアメリカが舞台になります。
「4」の主人公エドワード・ケンウェイの孫にあたるホモーク族のコナーが主人公です。
アメリカ独立にあたって、コナーらネイティブ・アメリカンの居場所を少しでも確保するためアサシンとなることになります。
ホモーク族らしくサーベルとトマホークの二刀流や、弓や二挺のピストル、手持ち式に変形するアサシンブレードなどの様々な武器を使用します。
ジョージ・ワシントンや、ベンジャミン・フランクリンなどの歴史上の人物も登場します。
アサシン クリード 4 ブラック フラッグ
18世紀初頭~前期、海賊黄金時代末期のカリブ海が舞台です。
「3」の主人公コナーの祖父にあたる、後に伝説の海賊として名を馳せることになるエドワード・ケンウェイの半生が描かれています。
一角千金を夢見て海賊船の船員として働いていた最中に、アサシンのダンカン・ウォルポールの身分と装束を奪い、アサシンとして行動することになります。
そのためアサシンとして認められるのは終盤になります。
実在したカリブの海賊が多数登場するのも必見です。
アサシン クリード ローグ
「4」よりも後の「3」の前日譚になっています。
そのため「3」・「4」の主要人物も多数出演します。
七年戦争中の18世紀中頃の北アメリカが舞台になります。
アメリカ植民地で自由の為に戦っていたアサシン教団の一員のシェイ・パトリック・コーマックが主人公です。
先駆者の遺産「エデンのかけら」の危険性を目の当たりにしたシェイは、その捜索をしているアサシン教団の目的を阻止するため、テンプル騎士団と手を組み、裏切り者の「アサシンハンター」としてかつての兄弟達に刃を向けることになります。
アサシン クリード ユニティ
「4」の続編にあたり、同日に発売された「ローグ」とのストリー上でのつながりも有しています。
フランス革命中のパリが舞台になります。
愛する者を殺されたショックでアサシン教団に参加したアルノ・ドリアンが主人公です。
ギロチンによる恐怖政治へと変貌したフランスを変えるべく、
革命の影で暗躍する勢力の正体を暴くために奔走します。
アサシン クリード シンジケート
「ユニティ」の続編になっています。
産業革命期ヴィクトリア朝のロンドンが舞台になります。
アサシンの両親を持つ、双子の弟ジェイコブ・フライと姉のエヴィー・フライが主人公です。
犯罪組織を支配し、世界の中心であるロンドンを裏から支配することをもくろむテンプル騎士団に対抗し、アサシン教団配下のギャンググループ「ルークス」を設立し対抗します。
アサシン クリード オリジンズ
プトレマイオス朝末期の古代エジプトが舞台になります。
ファラオの守護戦士「メジャイ」の家系の最後の一人シワのバエクが主人公です。
テンプル騎士団の前身にあたる「古き結社」との今後数世紀に渡り繰り広げられる戦いの起源を追っていきます。
実在するピラミッドやスフィンクスなどを探索することができるのがおすすめポイントです。
アサシン クリード オデッセイ
紀元前430年、ネソス戦争中の古代ギリシアのペロポが舞台となり、シリーズ最古のタイトルになります。
主人公は、スパルタの将軍の長子であり、レオニダス1世の孫にあたる、男性のアレクシオスと女性のカサンドラから選択してプレイしていきます。
どちらを選んでもそれぞれのキャラクターの位置が入れ替わる程度でほとんどストーリーに影響はないので、好きな方を選ぶといいでしょう。
広大すぎて問題になるほどのオープンワールドを、ぜひ心ゆくまで楽しんでみて下さい。
アサシン クリード ヴァルハラ
ヴァイキングの侵攻が活発だった9世紀のヨーロッパが舞台になります。
主人公、戦士団のリーダー・エイヴォルは、新たな定住の地を求めイングランドにある4つの王国へとヴァイキングを導いていきます。
エイヴォルの性別はいつでも変更可能になっていますが、前作同様ストーリーへの影響はありませんので、自分のスタイルにあったキャラクターでプレイしてみてください。
アサシン クリード ミラージュ
前作「ヴァルハラ」の20年前、9世紀のバグダッドが舞台になります。
主人公は、前作でも登場したバシムが務め、その成長物語が語られています。
「アサシン クリード」シリーズ第1作のオマージュで、シリーズ史上最も多彩なアサシンとして様々なアクションが追加されているので、ぜひ堪能してみてください。
アサシン クリード シャドウズ
シリーズ初の戦国時代の日本が舞台のタイトルです。
優れた忍でありアサシンでもある奈緒江と、歴史に語り継がれる屈強なアフリカ人の侍、弥助を主人公に、美しい戦国時代のワールドを駆け巡ります。
プレイスタイルの異なる二人の忍をシームレスに切り替えながら、彼らの波乱万丈な物語を追いかけていきます。
拠点となる隠れ家もカスタマイズできるようになっています。
まとめ
基本的にアサシンの主人公は作品ごとに異なるため、気になった作品からのプレイがおすすめです。
ただ、シリーズを網羅したい方には、少しでも深くこの作品の世界を味っていただくために、ぜひ紹介した発売日順でプレイしてみてください。